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メリット&デメリット

 

合成紙やホイル紙、また透明フイルムといった特殊紙は即乾のUVオフセットが得意とする材料であり、酸化重合タイプの一般オフセットには荷が重いというのが業界の常識のように考えられがちですが、一般オフセットにもUVオフセットに負けない利点があります。当社がお得意先様より多くの特殊紙印刷をご発注いただけるのは、特殊紙だからと言って、特にUVオフセットにこだわる必要がないと考えておられるからです。以下に対UVオフセットのメリットとデメリットを御紹介いたしますので、特殊紙印刷発注の参考にしていただき、ご判断いただけたらと思います。

 
■メリット
●その1
特殊紙を一般オフセットに依頼する最大のメリットは印刷コストです。UVオフセットは紫外線による即乾が特徴ですから、インキや版材などの印刷資材は元より機械自体のローラーやブランケットなど全てがUV仕様になっています。それぞれの資材、設備にかかる費用は一般オフセットと比較しても高価である為、印刷料金も安価に設定することができないのが現状です。しかし一般オフセットではインキ以外は特別な資材や設備を必要とするわけではありませんので、リーズナブルな料金で特殊紙印刷をご提供することができます。
●その2
UVオフセットは紫外線硬化を目的としたインキを使用している為、インキ自身の色調が若干くすんだ調子に再現されると言われています。また、金インキや銀インキなど紫外線照射の影響で光沢が損なわれ、十分に再現できない色もあるようです。一般オフセットで印刷するのであれば、刷色のバリエーションは豊富ですから、仕上りの色調がイメージと異なるといったようなトラブルはありません。
●その3
タック紙や透明フイルム、合成紙の中には紫外線照射時の熱により変形を生じたり伸縮をおこしたりする用紙もあり、見当不良が出たり、糊が変質するケースもあるようですが、一般オフセットの乾燥は酸化重合の自然乾燥ですから強制的に熱を加えないので用紙に与える影響は殆どありません。

 
■デメリット
●その1
特殊紙は紙面上においてインキの浸透が全くありませんから、その乾燥には一般紙以上の時間が必要です。その銘柄の原料によって多少の誤差がありますから一概に何時間で乾燥すると言いきれるものではありませんが、基本的には刷了された印刷物の移動や後加工は翌日以降にお願いしているのが現状です。その点、UVオフセットは即乾性ですから刷了後すぐに移動や後加工が可能ですから納期面から見れば圧倒的に有利です。
●その2
UVオフセットが紫外線照射で乾燥させるのに対して一般オフセットでは酸化重合の自然乾燥を頼りにしているわけですから、完全乾燥までの間に裏移りの危険性があります。それを回避する為にブロッキング防止用のスプレーパウダーを噴霧しているのですが、特殊紙の場合、一般紙以上に乾燥時間がかかる分パウダー量も多目に噴かれています。その為、紙面上のインキは少しザラついた感じになり、表面加工処理を施す場合など小さな気泡が入る原因になる場合もあります。(当社では表面加工のある商品に関してはパウダー除去を目的とした空通し印刷をされることをお薦めしています。)
●その3
UVオフセットは即乾でインキが硬化するのですから、一般オフセットに比べてインキの表面硬度が強く、濃度を上げやすい条件があると言えます。基本的には同じ平版印刷ですからグラビア印刷やシルク印刷のような濃度がでるわけではありませんが、即乾でブロッキングの心配が無い分だけ一般オフセットより濃度をUPさせて印刷することが可能になります。

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